価値と価格
コンタクトレンズの価格についてです。商品の価格は何できまるのでしょうか?
商品の必要性なのか市場原理に基づく価格競争で決まるのか?新型肺炎でマスクが不足した時、マスクが高騰して1枚100円以上になったこともありました。でもマスクに使われている生地や生産設備、人件費を考えると1枚10円くらいなのでしょうね。
先日、コンタクトレンズのメーカーの人と話をした時にあまりに日本のコンタクトレンズの販売価格は安くなっているとおっしゃっていました。外国の製造メーカーがら見ると日本のコンタクトレンズの価格は異常に安いそうです。
使い捨てコンタクトはほぼ95%くらいは海外で製造されているのです。マレーシア、台湾、南米、アイルランド、韓国など人件費が安いところで製造して日本に運んできているのです。
徐々に商品が入りにくくなっています。理由は少子化で日本の購入数量が減っていることと日本での販売単価が安くなっていることにあります。要は数量が少なくなって単価も下がっている日本には海外の製造メーカーからすると魅力がなくなっているのです。例えばマレーシアで製造したらもっと数量が多くて高い値段で買ってくれる国々がいくらでもあるのです。わざわざ船に積んで日本に運んでいく必要はないのです。
中国、中東、東南アジアは人口がどんどん増えて、お金持ちになりつつあります。メーカーはそこでたくさん高い値段で買ってもらえばいいのですから簡単です。